神奈川大学日本常民文化研究所

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第1回「絵巻物から“辞書”をつくる-日本常民生活絵引の世界-」
(2002月10月1日~11月30日)

 澁澤敬三の大きな業績のひとつである『絵巻物による日本常民生活絵引』(新版は平凡社から刊行)は、古代中世の絵巻物から当時の生活の実態が伺える部分をとりだし、分析、分類したものです。この事業にあたり、日本画家の村田泥牛によって、絵巻物からの抜き書き模写が800点以上作成されました。この展示ではこの模写絵を280点ほど展示し、研究者であるとともに学問の世界でのすぐれたオーガナイザーであり、後援者でもあった、澁澤敬三の姿勢や問題意識の一面を示してみようと企画しました。