神奈川大学日本常民文化研究所

講座と展示

常民文化ミュージアム

神奈川大学ミュージアムコモンズ

 神奈川大学ミュージアムコモンズは、3つの展示室(大学史展示室、常民文化ミュージアム、企画展示室)、学習スペース、多目的に利用できるラウンジの3つのゾーンで構成されるスペースとなっています。このエリア全体を「ミュージアムコモンズ」、ラウンジを創立者の名を冠した「米田吉盛記念ラウンジ」と名付け、展示を中心とした大学の歴史や研究成果の発信の場、それらを活用した学生や地域に開かれた学習・交流の場として活用します。

[会場]神奈川大学横浜キャンパス 3号館1階
[開室時間]月曜日~土曜日 10:00~17:00(3月まで)・10:00~16:30(4月以降)(ただし土曜日は授業期間のみ)
[閉室日]日曜日、祝日(授業日を除く)、大学所定の休日、授業期間以外の土曜
※臨時の閉室等がありますので詳細は下記の【開館カレンダー】をご覧ください。

常民文化ミュージアム

常民文化ミュージアムの入口。「日本常民文化研究所
の歴史」のパネルを展示

 本研究所は博物館機能を有する研究所として、新たな博物館型研究統合を目指しています。「常民文化ミュージアム」として2023年3月13日より従来の展示室をリニューアルオープンしました。このミュージアムは、研究活動を通して収集された歴史民俗資料を広く一般に公開し、また共同研究の成果について展示等の博物館活動を通して社会に還元するとともに、学芸員養成や大学教育にも積極的に利活用する場となっています。
 常設展示は、研究所を紹介する「常民文化へのアプローチ」にはじまり、「海のくらしと知恵」「布とくらし」「生活の記録」の4つのコーナーに分かれています。また、床面には研究所が出版してきた生活文化にまつわる資料集の対象となった地域を示した日本地図、外壁面には、常民研が歩んできた100年の歴史年表があります。

常設展示

  • 常民文化へのアプローチ
  • 海のくらしと知恵
  • 布とくらし
  • 生活の記録

2024年度企画展「神大生の部屋Ⅱ~キャンパスライフのリアル~」

会期:2025年3月10日(月)~5月10日(土)
会場:企画展示室 観覧料:無料

ポスター

 大学生は、4年間のキャンパスライフの中で、自身の暮らし方に合わせた生活圏を学校内外で作り上げていきます。そうして生み出された生活スタイルは、友人や先輩・後輩、教員、地域の人々との相互の関わり合いによって伝えられ、継承されて、やがて大学の「文化」の一つとなります。
 神奈川大学における「文化」とはどのようなものでしょうか。2024年度に国際日本学部の歴史民俗学科で開講された科目「民俗調査実習Ⅰ・Ⅱ」において、みなとみらいキャンパス(以下、「MMC」と呼ぶ)を主な調査地として神奈川大学の学生(以下、「神大生」と呼ぶ)の「文化」を探ろうと試みました。
 本展では、MMC各所での定点観察により浮かび上がった神大生の暮らしぶりや、MMCと横浜キャンパスを中心に、それぞれに形成されている学生街の地図、インタビューによって判明した神大生のリアルな声、そして、大学広報課が製作したMMCの紹介動画から読み取れる、大学側が伝えたい「神奈川大学」像と現実とのギャップ、という4つの調査成果を紹介します。

[会期]2025年3月10日(月)~5月10日(土) 
[開室時間]10:00~17:00(3月まで)・10:00~16:30(4月以降)
[閉室日]日曜日、3/15・20・22、4/29~5/6
[観覧料]無料

[関連行事]「学生による展示解説会」
 日時:2025年3月27日(木) 13:30~15:00
 開催中の時間にいつでもお越しください。15分~20分程度です。
[会場]神奈川大学ミュージアムコモンズ企画展示室(横浜キャンパス 3号館1階)
[主催]神奈川大学日本常民文化研究所 国際日本学部歴史民俗学科