神奈川大学日本常民文化研究所

講座と展示

常民文化ミュージアム

神奈川大学ミュージアムコモンズ

 神奈川大学ミュージアムコモンズは、3つの展示室(大学史展示室、常民文化ミュージアム、企画展示室)、学習スペース、多目的に利用できるラウンジの3つのゾーンで構成されるスペースとなっています。このエリア全体を「ミュージアムコモンズ」、ラウンジを創立者の名を冠した「米田吉盛記念ラウンジ」と名付け、展示を中心とした大学の歴史や研究成果の発信の場、それらを活用した学生や地域に開かれた学習・交流の場として活用します。

[会場]神奈川大学横浜キャンパス 3号館1階
[開室時間]月曜日~土曜日 10:00~17:00(ただし土曜日は授業期間のみ)
[閉室日]日曜日、祝日(授業日を除く)、大学所定の休日、授業期間以外の土曜
※臨時の開室・閉室等がありますので詳細は下記の【開館カレンダー】をご覧ください。

常民文化ミュージアム

常民文化ミュージアムの入口。「日本常民文化研究所
の歴史」のパネルを展示

 日本常民文化研究所は1921年に渋沢敬三により創設されて以来、民具の収集・分類、古文書の収集・整理、漁業史研究など、日本常民社会の多様な領域を対象とし、他に類を見ない独創的業績を上げてきました。
 1982年大学の付置研究所として再出発した後も、伝統を受け継ぎつつ学際的・国際的研究センターとして一層の発展を見せています。
 このたび展示室をリニューアルし、「常民文化ミュージアム」として公開をはじめました。
 常設展示は、研究所を紹介する「常民文化へのアプローチ」にはじまり、「海のくらしと知恵」「布とくらし」「生活の記録」の4つのコーナーに分かれています。また、床面には研究所が出版してきた生活文化にまつわる資料集の対象となった地域を示した日本地図、外壁面には、常民研が歩んできた100年の歴史年表があります。

常設展示

  • 常民文化へのアプローチ
  • 海のくらしと知恵
  • 布とくらし
  • 生活の記録

2024年度企画展
国境を越える民族のアイデンティティー ~ヤオ族の儀礼と神像画~

Ethnic Identity Transcending National Borders: Yao Rituals and Ceremonial Paintings

[会期]2024年9月9日(月)~10月31日(木) 

 この度、100年にわたり日本民衆の生活・文化・歴史を調査・分析する活動を展開してきた日本常民文化研究所と、ヤオ文化の世界的研究拠点のヤオ族文化研究所の共同開催により、ヤオの神像画の展示が実現しました。
 ヤオ族文化研究所が所蔵するヤオの神像画は、国内はもとより世界でも有数の質と量を誇ります。ヤオの神像画を多数同時に見ることができる展示は国内では先例がありません。
 神像画を通してヤオの文化の人類文化としての価値を認知していただくことで、社会の変化により継承が難しい状況にあるヤオ文化の次世代への保存・活用・継承に寄与することに繫がれば幸いです。

[会場]神奈川大学ミュージアムコモンズ企画展示室(神奈川大学横浜キャンパス3号館1階) 
[開室時間]月曜日~土曜日 10:00~17:00 
[閉室日]日曜日・祝日・9月14日(土)
※ただし、10月27日(日)は開室
[観覧料]無料
[主催]一般社団法人ヤオ族文化研究所・神奈川大学日本常民文化研究所
[お問合せ]神奈川大学日本常民文化研究所 
〒221-8686 神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1 
[TEL]045-481-5661(代表) jomin-office@kanagawa-u.ac.jp

関連行事 

神奈川大学2024年度国際交流事業 国際シンポジウム
「ヤオの多面性と統一性」

[日時]2024年10月11日(金)9:10~18:30, 10月12日(土)8:50~18:30 
[会場]神奈川大学 みなとみらいキャンパス 1階 米田吉盛記念ホール
[事前申込不要]1階入口の正面専用受付にてご記名の上、入館者カードを受け取ってください。

ミュージアムトーク

ヤオ族文化研究所所長 廣田律子(神奈川大学 教授 本研究所 所員)先生より、解説パネルではお伝えできない資料にまつわる生の声をお届けします。

[開催日時]
2024年10月26日(土) 13:30~14:30
2024年10月27日(日) 13:30~14:30
[集合]企画展示室前
[参加費]無料
[定員]10名
[申込]「ミュージアムトーク申込フォーム」より事前申込制(先着順)
[受付期間]2024年8月23日(金) ~10月15日(火)12:00  
※定員になり次第受付終了となります。