絵画資料デジタルコレクション
日本常民文化研究所が所蔵する絵画資料『四季耕作子供遊戯図巻』、『広島県下農具絵図』『山城丹波農具ノ図』『農具解説群馬県』『和歌山県西牟婁郡農具絵図面』『和歌山県日高郡農具絵図』、『絵引』原画、『漁場図(漁業漁村関係影写絵図)』をWebサイト上で閲覧できます。
【デジタル閲覧】
- 「漁場図デジタルコレクション~描かれた海~」
- 『四季耕作子供遊戯図巻』
- 農具絵図
- 絵引原画 鳥獣戯画 長櫃/模写
絵画資料は、おもにアチック・ミューゼアムで収集・模写されたものです。主要なものとしては、鯰絵、近世の農業・農具を知るための好資料として著名な『耕稼春秋』、明治13年(1880)成立の『農具絵図』、四季の耕作に加え、子供の遊びの風景と祭礼行事を描き込んだところに特色をもつ、元禄16年(1703)水賓和継筆『四季耕作子供遊戯図巻』などがあります。また、『絵巻物による日本常民生活絵引』編纂に伴い、おもに村田泥牛によって作成された、日本中世の絵巻物から常民の生活に関わるさまざまな場面を抜き書きし、模写した原画約800点や江戸時代後半から戦前にかけて全国各地で作成された漁業・漁村に関連する漁場図(漁業漁村関係影写絵図)の高精細画像があります。ここでは代表的な画像を紹介します。
[画像データの利用について]
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鯰絵
版本・稿本
祭魚洞文庫


祭魚洞とは渋沢敬三の雅号です。「祭魚」はカワウソを意味し、魚を捕らえてもすぐには食べずにおくという故事から、自らの書斎をカワウソの巣になぞらえて祭魚洞書屋としていたことに由来します。渋沢敬三は自らの蔵書や収集諸資料を、水産資料館(現在は国立研究開発法人水産研究・教育機構 中央水産研究所に統合)、国文学研究資料館、流通経済大学などに寄贈しましたが、財団法人日本常民文化研究所を経て神奈川大学へも一部が伝えられています。