基盤共同研究 渋沢敬三に関する総合的研究
新着情報
- 2023年4月3日
- 「第2回研究会終了報告」(2022年12月11日/終了報告)
- 2022年11月22日
- 「流通経済大学図書館祭魚洞文庫の調査」(2022年8月4~5日/報告)
調査地域
日本を中心とする渋沢敬三に関連する場所・機関
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『浜田浦 瓦片録』写本
神奈川大学日本常民文化研究所所蔵 -
「延縄揚作業」
研究目的と期待される成果
渋沢敬三は神奈川大学日本常民文化研究所の前身であるアチック・ミューゼアムを主宰した学者であるとともに、祖父栄一の跡を継ぎ政財界の要職も務めた実業家でもある。渋沢敬三は少年の頃は動物学者になることを憧れ、大学では経済学部で工業の歴史を研究し、銀行や会社の経営に関わりながら産業の育成に努め、その傍らで歴史学や民俗学を研究し、日本銀行総裁や大蔵大臣として戦中・戦後の財政と金融に取り組み、旅行や外交を通じて国際的に交流し、理学や工学・医学の発展にも寄与した。このような学問と実業にまたがり、諸分野を越境し横断するスケールをもつ人物の思想や事績について研究することを通じて、これからの時代における知や活動のあり方への指針を得るとともに、日本の近代の一面について考察する。
2022年度からは「書物」をテーマにして共同研究を行い、祭魚洞文庫での書物の収集やアチック・ミューゼアムの出版について明らかにすることを目的とする。
[期間]2022年~