写真資料
アチック写真
8000点を超える昭和初期に日本・朝鮮・台湾等で撮影された写真が所蔵されています。アチック・ミューゼアムを主宰した渋沢敬三は、ふつうの人々の生活を歴史学や民俗学をはじめ、さまざまな学問的な視点から明らかにするため、数多くの総合調査を行った際に、資料の蒐集方法の一つとして写真による記録を行ないました。アルバムに綴じられたものが122冊約4000点、バラ写真が約3500点あり、併せて8000点以上になります。三河や瀬戸内海など国内各地のほか、朝鮮や台湾などもみられ当時のアチック・ミューゼアムの幅広い活動をうかがい 知ることができます。
※所蔵資料は「神奈川大学デジタルアーカイブ」で検索可能です。
空中写真
1990年代の奥能登、瀬戸内海地域など研究所が共同調査を実施した地域を中心とした空中写真を所蔵しています。香月洋一郎氏(元所員 民俗学)が撮影・監修した写真です。
神大常民研調査写真
共同調査や委託事業の際に撮影された写真です。
横浜写真
幕末から明治の横浜の風景、風俗を撮影したステレオ写真と白黒写真に彩色を施した写真です。非文字資料研究センターや図書館にも同種の写真が所蔵されています。
民族学振興会旧蔵写真
財団法人民族学振興会は1934年(昭和9年)に日本民族学会として発足しました。初代理事長には白鳥庫吉、理事に当研究所設立者の渋沢敬三が名を連ねていました。以来、1999年の解散に至るまでの、65年に及ぶ活動の中で収集・保管した写真です。調査写真や保谷の民族学博物館内を記録した写真などがあり、民族学振興会資料の一部となっています。