神奈川大学日本常民文化研究所

刊行物

歴史と民俗

※論文のデータベースは「神奈川大学デジタルアーカイブ」で検索可能です。

最新刊

生活世界の史料学 歴史と民俗42〈2025.7.15〉

神奈川大学日本常民文化研究所編 発行/平凡社 

 本誌はこのたび新たなスタイルにリニューアルしました。論文集ではなく一般書に近い書物として、より広い読者層へと最新の研究成果を発信することをめざしていきます。今号は、2023年12月に開催された第27回常民文化研究講座「生活世界の史料学」の成果をもとに、論考、コラム、書評、人物紹介などで構成しています。

[目次]
【解題】生活世界の史料学(大川啓)
生活世界と史料読解—被災地でのフィールドワークを例に
(大門正克)
『豆州内浦漁民史料』と近世漁村の生活世界(中村只吾)
「祭魚洞文庫」にみる近世の産育習俗(関口博巨)
和牛の歴史研究と生活世界(板垣貴志)
近代の社務日誌からみえるもの—年中行事の近代史の試み(平山昇)
家財目録から見る日本中世庶民の生活(久留島典子)
「生活世界の史料学」の現在—日本近現代史研究を中心に(大川啓)
【コラム】
民俗学における生活世界の描き方—民俗誌の可能性(安室知)
文化人類学からみた生活世界の史料学(高城玲)
【書評】
生存にとって声とは何か—大門正克『語る歴史、聞く歴史—オーラル・ヒストリーの現場から』
(丸山泰明)
性の常識を問い直す—沢山美果子『性からよむ江戸時代—生活の現場から』(日座久美子)
【人物紹介】
渋沢敬三—温容の背後にあるもの(橘川俊忠)
網野善彦先生—「時国家と奥能登調査研究会」の活動から(泉雅博)

ご購入はこちら

本誌の紹介

概要

 1986年に創刊以来、本研究所の研究活動を所員や関係する研究者が、論文・研究ノートなどを通じて紹介する『歴史と民俗』を平凡社の書籍として刊行しています。年に1回の刊行、2024年現在、通号41号となります。25号からは、魅力的なテーマによる特集を所員が企画し、32号からは常民文化研究講座のテーマと連動した特集を組み、さらに37・38号は大小二つのテーマによる特集の構成でした。なお、2025年度の42号からは大幅なリニューアルをおこない、あわせて電子版もスタートしました。

入手方法

ご購入については平凡社までお問い合わせください。

バックナンバー

1号からのバックナンバーの詳細は下記のリンクよりご覧ください。

ご批評、ご意見・感想は下記までお寄せください。

[宛先]E-mail jomin-kankobutu@kanagawa-u.ac.jp
〒221-8686 横浜市神奈川区六角橋3-27-1 神奈川大学日本常民文化研究所
『歴史と民俗』編集部宛までお送りください。