神奈川大学日本常民文化研究所

講座と展示

2019年度「弁才船実物大部分模型」清掃整備作業

日程:2019年6月15日(土)、2020年2月15日(土)
場所:神奈川大学横浜キャンパス3号館地下1階 展示「弁才船実物大部分模型」
参加者:和船研究会有志の皆さん、昆政明

  • 作業状況(2019年6月15日)
  • 作業状況(2020年2月15日)
  • 作業終了後記念写真(2019年6月15日)
  • 作業終了後記念写真(2020年2月15日)

 横浜キャンパス3号館地下1階に設置している「弁才船実物大部分模型」の清掃整備作業を、「和船研究会」の皆さんの協力を得て行いました。この模型は、横浜市歴史博物館で1997年に開催した企画展「海からの江戸時代—神奈川湊と海の道—」の展示物として制作されたもので、現在3号館企画展示室に展示している船舶模型の作者近藤友一郎氏が製作したものです。瀬戸内海芸予諸島の倉橋島で造船された100石(約150トン)積みの弁才船の設計図に基づいて作られたもので、江戸時代から明治時代に日本の海運を担った弁才船の断面構造を見ることができる貴重なものです。
 清掃と整備を行った和船研究会は2014年に開催された、3号館展示ホール開設記念講座「和船の世界」の参加者を中心に、昆研究室で月1回開催される勉強会に参加している方々が立ち上げた任意の会で、様々な分野の方々で構成されています。この作業は毎年継続的に行っており、今年度は春と冬の2回実施しました。

(文責:昆政明)