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第6回「版本挿絵のウソ・ホント—絵画資料の資料学—」展
(2008年12月2日~26日)


近世の木版印刷物=版本の挿絵は、中国や朝鮮半島のそれと比べて抜群の写実性の高さを誇っていますが、史料として扱うには、意外な落とし穴と同時に予期せぬ絵師のこだわりも見えてきます。絵の間違いにはある傾向性や法則性があり、その知識を整理すれば、版本挿絵を資料として扱う際の指針となると考えられます。「絵画資料の資料学」形成途上の姿を見ていただくことにしました。