第29回常民文化研究講座 民具を語る15 終了報告
台湾における漁具調査とデジタルアーカイブ
—馬祖におけるアミエビ漁業調査を事例に—
張 育君
(國立臺灣歷史博物館 研究組 專案助理/プロジェクトアシスタント)
「臺灣漁具調査與數位資源化—以馬祖蝦皮捕撈調査為例—」
日時:2025年7月25日(金)16:00~17:00
会場:神奈川大学横浜キャンパス 9号館1階12室(日本常民文化研究所)
(+オンラインのハイフレックス開催)
発表言語:中国語 通訳:呉珂


第15回「民具を語る」が2025年7月25日(金)、常民研において開催され、台湾の漁村、漁具の調査、研究に従事してきた張育君氏をお迎えした。
張氏からは、台湾海峡の馬祖列島で調査されたアミエビ漁とその漁具についての紹介に加え、国立台湾歴史博物館において調査成果をいかに公開し、デジタルアーカイブ化しているかについてもご報告いただいた。公開内容は、漁具の写真や図面にとどまらず、地元経験者による漁具制作工程の動画、経験者のドキュメンタリー映像など、多面的な資料が制作、公開されている。
本研究会は、調査成果だけでなく、その公開方法も含め、国際的なノウハウを共有する場となった。あらためて、張育君氏に深く感謝申し上げる。
(文責:新垣夢乃)


