山東工芸美術学院人文芸術学院(中国)
関口博巨所長・周星所員が協定校の山東工芸美術学院を訪問
日程:2024年10月26日(土)~10月28日(月)
訪問先:山東工芸美術学院
参加者:関口博巨、周星
2024年10月26日~28日、神奈川大学日本常民文化研究所の関口博巨所長と周星所員は山東工芸美術学院を訪問した。27日、董占軍院長に表敬訪問し、懇談を行った。董占軍院長は2024年9月26日に神奈川大学を訪問し、小熊誠学長と会見したこと、日本常民文化研究所を見学されたことを振り返り、山東工芸美術学院の理念、発展の歴史、日本の大学との協力・交流、山東工芸美術学院の人文芸術学院や民芸博物館の研究成果等を紹介してくださった。また、両大学による民芸や民具、民俗学の研究成果の実りは多く、今後の学術交流の推進を期待したいと述べた。関口博巨所長は、小熊誠学長のご挨拶を董占軍院長に伝え、山東工芸美術学院の温かい歓迎に感謝の意を表した。また、神奈川大学日本常民文化研究所の学術研究を紹介し、今後、両大学間の交流や協力を進めていきたいと述べた。
表敬訪問のあと、関口博巨所長と周星所員は山東工芸美術学院人文芸術学院を訪問し、徐磊院長、李幹講師らと会談した。徐磊院長、李幹講師のご案内により、民芸博物館を見学し、さらに「孝堂山郭氏墓石祠」遺蹟を見学した。
2023年12月~2024年6月、徐磊院長は日本常民文化所の客員研究員として来日された。2024年8月、神奈川大学日本常民文化研究所と山東工芸美術学院の人文芸術学院の間で、学術交流に関する協定を公式に締結した。今回の協定校訪問は今後の学術交流を具体化するためである。
(文責:周星・関口博巨)
山東工芸美術学院の董占軍院長一行5名が来訪
日程:2024年9月26日(木)
会場:神奈川大学横浜キャンパス
2024年9月26日(木)午前、中国・山東工芸美術学院董占軍院長一行5名(芸術人類学研究所所長・尹波教授、応用デザイン学院副院長・薛坤教授、教務処副処長・張英楠氏、国際交流合作処副処長・于江龍氏)が学術交流のため、神奈川大学を訪問した。小熊誠学長への表敬訪問の後、一行は日本常民文化研究所を訪問し、所員の周星、スタッフの加藤友子氏、平田茉莉子氏が、来賓の方々に日本常民文化研究所の歴史や現状を紹介し、研究所の書庫や民俗資料(民具)収蔵室、歴史資料(古文書)収蔵室を案内した。また、一行は常民文化ミュージアムの常設展と2024年度企画展「国境越える民族のアイデンティティー~ヤオ族の儀礼と神像画~」を見学した。これらの活動を通して有意義な学術交流が行われた。
山東工芸美術学院は中国の民芸(民具を含む)研究の中心的な拠点であり、同院の民芸博物館には中国の伝統的な民芸品や民具が多数収蔵されており、物質文化研究の分野において多くの学術的成果を上げている。今年、日本常民文化研究所と山東工芸美術学院人文学院との間で学術交流の協定が締結され、2024年10月26-28日に所長の関口博巨と周星が山東工芸美術学院を訪問し、同大学の民芸博物館を見学するとともに、人文学院の研究者と意見交換を行う計画を立てている。
(文責:周星)
学術交流協定締結
日程:2024年8月1日
2024年8月1日、神奈川大学日本常民文化研究所は、山東工芸美術学院人文芸術学院と東アジア物質文化研究に係る学術交流協定を締結いたしました。