過去の展示
神奈川大学 日本常民文化研究所 展示室
※下記のガラスケース内の展示は、現在は新しい内容になっています。
収蔵資料「小絵馬」
絵馬とは、祈願や感謝の目的で神社や寺に奉納する板絵のことです。生きた馬の代わりに絵を描いて奉納したのが始まりといわれています。今回ご紹介している「小絵馬」は、民間信仰的な要素を強くもった吊懸形式の絵馬で、庶民の祈願の様相が具体的に描かれており、現代にもその願いが受け継がれています。
本資料は、絵馬研究で著名な岩井宏實氏の指導も受けて、東京・湯島にあった「祈願堂」の店主 羽田勇人氏により寄贈された約2,000点の小絵馬から、船の祈願、判じ物、干支などの8つのテーマを元に展示しています。