第26回常民文化研究講座 終了報告
創立100周年記念事業 日本常民文化研究所の100年
物質文化にみる遠い過去/近い過去
—民具研究と考古学—
日時:2022年12月3日(土)13:00~17:30
会場:神奈川大学みなとみらいキャンパス5階 5007講堂 Zoom同時開催
参加者:発表者/櫻井準也、野林厚志、角南聡一郎、太田原潤、小島摩文、岩井顕彦
司会進行/安室知
「モノ研究のこれまで/これから」
今回の講座は2019年以来の、対面主体(オンライン併用)による開催であった。当日は対面23人、オンライン97人の参加者(一般)があった。主に民具と考古学に関心のある方々が参加されたと思われる。会場には若い世代の顔も見えた。総合討論では、まず、民具研究と考古学の関係について、渋沢敬三が考古学をどのよう捉え、考古学者とどのような関係にあったかについて話し合われた。続いて、登壇者それぞれ櫻井準也氏の基調講演を受けて、自身の報告の補足も含めて、民具と考古資料との関わりについて語った。続いて、民具研究と考古学の未来を考えるという意味で、大学も含めた学校教育における取り扱われ方や、行政における文化財としての保存・活用について議論がなされた。
(文責:角南聡一郎)
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