神奈川大学日本常民文化研究所

民具マンスリー

民具マンスリー

新刊案内

民具マンスリー 57巻9号〈2024.12〉

文学の中の甲斐絹(五十嵐哲也)
九代池田萬助初代理事長を偲んで
 —民具に魅せられて2 民具研究者列伝—(池田章子)
【民具短信】
「神大生の部屋」を作って—スマホがつないだ人々の関係と暮らし—
(阿部真波 松田衣吹)
【施設紹介】
常陸太田市郷土資料館(梅津会館)(樫村賢二)

※論文のデータベースは「神奈川大学デジタルアーカイブ」で検索可能です。

概要

「籠を背負う硫黄島の子ども達」
鹿児島県硫黄島
昭和9年5月14日・高橋文太郎 撮影
目録番号 ア-9-89

 2024年4月時点で通巻673号(第57巻1号)まで刊行されています。民具を中心とする物質文化研究をテーマとする雑誌の中では最も古い歴史をもっています。 アチック・ミューゼアム創設当初から一貫して、研究対象を民具などの物質文化に据えていたことから、渋沢没後の1968年、当時の財団法人日本常民文化研究所の運営を担っていた河岡武春らにより、4頁のリーフレットから刊行がはじめられました。1981年より、神奈川大学の付置機関となってからも刊行は着実に継続され、現在は月刊24頁となっています。また、本誌の刊行は地域史との関連を重視し、民具研究の拠点としての役割を担っています。近年は誌面とともにYouTubeにて民具を紹介する「民具を語る」の企画制作をおこなっています。
 創刊の目的は、民具の基礎的な研究の確立と共に、研究者相互の連絡、提携、情報交換等で、現在でもその基本姿勢は変わりません。『民具マンスリー』の蒔いた種がさまざまな形で開花した結果、1976年に日本民具学会が設立され、全国各地の民具研究組織も活発に活動するようになってきています。
 いま市町村合併による地域博物館・資料館の統廃合が進み、これまでに収集されてきた民具がどうなるのか、心配な面も出てきています。人々の暮らしとともに歩んできた民具は、文字記録に残らなかった地域社会の歴史や暮らしの情報を伝えています。民具の研究を通し、その大切さをそれぞれ身近なところで訴えていかねばなりません。『民具マンスリー』は、こうした活動を支える研究誌・情報交換誌でありたいと願っています。
 『民具マンスリー』は、会員制の月刊誌で、みなさんの投稿によって支えられてきました。みなさんの自薦・他薦による投稿をお待ちしています。

入会方法

会員を随時募集しています。申込方法は以下の通りです。

  1. 年間購読会費 3,500 円(送料含む)
  2. 毎年年度替わりで、4月から1 年間。年度途中からの入会もできますが、その場合は当該年度既刊行分をお送りすることでかえさせて頂いております。また、ご入会されると会誌への投稿ができます。なお、投稿規定は、毎年4月号に掲載しております。
  3. 入会ご希望の方は、「民具マンスリー入会希望」と明記の上、氏名・住所・電話番号を記載し、メール、Faxまたは葉書にてお申込みください。ご連絡が届き次第、入会案内をお送りいたします。
  4. [宛先] E-mail:ming-monthly@kanagawa-u.ac.jp Fax:045-413-4151
    〒221-8686 横浜市神奈川区六角橋3-27-1 神奈川大学日本常民文化研究所
    『民具マンスリー』編集室までお送りください。
    [お問い合せ] Tel:045-481-5661(代)

バックナンバー

 バックナンバーの詳細は下記のリンクよりご覧ください。

入手方法

 15巻以降のバックナンバーは、下記までお問合せください。1冊350円(送料別途あり)で販売いたします。
[在庫情報]在庫なし:17-1、17-3、18-5、32-4、33-9、34-1、34-5
 2016年11月10日現在
[問合せ]神奈川大学日本常民文化研究所
 TEL:045-481-5661 内線:4358/FAX:045-413-4151

『民具マンスリー』の投稿について

 『民具マンスリー』は1968年の創刊以来、毎月欠かさず民具研究者の研究発表の場、交流の場としての役割を果たしてきました。『民具マンスリー』は研究誌であるとともに、月刊誌という性格から会員間の情報交換の場としての役割をもっており、会員の皆さんの購読会費と投稿によって支えられてきました。皆さんの自薦・他薦による投稿をお待ちしています。