神奈川大学日本常民文化研究所

刊行物

常民文化研究 既刊目次

常民文化研究 第2巻 2023〈2024.2.9〉

 第2巻は、巻頭に精力的なフィールドワークに足場をおいた論文2本、続いて調査活動報告1本、資料紹介3本、特別寄稿1本が掲載されています。

[目次]
○農を楽しむ高齢女性と農産物直売所
—川場村で手作り野菜・ブルーベリーを育てる高齢女性を事例に—(鈴木英恵)
○竈神の神像からみるベトナム・フエ地域の特徴—神像生産者への聞き取りを中心に—(鍋田尚子)
○【調査活動報告】
民俗学的視点からみた鎌倉地域の妙見—鎌倉幕府で行われた北斗法と鎌倉地域の安倍晴明の軌跡—(小村純江)
○【資料紹介】
第一次東南アジア稲作民族文化綜合調査(一九五七~五八年)に関連する民族学振興会資料について—「趣意書」と「事業実績報告書」—(高城玲)
○林勘次郎と「瓦片録」(山本志乃・川島秀一)
○吉田三郎『我田引水』(第三章~第六章)(今井雅之)
○【特別寄稿】
神奈川大学日本常民文化研究所史異聞(1)
—「失敗史は書けぬものか」の意味を探って—(橘川俊忠)

 

常民文化研究 第1巻 2022〈2023.3.30〉

 本誌は、創立100周年記念事業の一環として創刊された、所員・客員研究員・特別研究員による本研究所の紀要です。
 第1巻は、論文6本、資料紹介1本が掲載されています。

[目次]
○明治43-44(1910-1911)年の『東京朝日新聞』連載記事
「時代の家屋」に見られる住宅間取り図について—わが国戦前期の中流住宅勃興期における住宅に関する一考察—(内田青蔵)
○米騒動と体験者の語り—旧富山県中新川郡東水橋町を対象として—(大川啓)
○『会津農書』にみる粮菜作と粮菜貯—在地農法の一環としての「食物助成」—(佐々木長生)
○海に生きる人びとと海の生き物—能登国鳳至郡名舟村の江戸時代から—(泉雅博)
○聖(ひじり)と平安京周辺の山々(繁田信ー)
○患者にとってのお守り—医療従事者への聞き取りから—(鈴木英恵)
○【資料紹介】吉田三郎『我田引水』 解題 吉田三郎・幻の農民文学(今井雅之)