基盤共同研究 日本常民文化研究所所蔵の川田順造文書を用いた 西アフリカ史・人類学史に関する基礎的研究
資料調査のための打ち合わせ、第2回および第3回資料調査
日程:2024年11月12日(金)
調査先:日本常民文化研究所、27号館(横浜キャンパス)
調査者:中尾世治、池邉智基
日程:2025年1月24日(金)
調査先:日本常民文化研究所、27号館(横浜キャンパス)
調査者:中尾世治、池邉智基、神代ちひろ、平山草太
日程:2025年2月21日(金)~22日(土)
調査先:日本常民文化研究所、27号館(横浜キャンパス)
調査者:中尾世治、池邉智基、神代ちひろ、小綿哲、平山草太、廣田緑
泉水英計(2月22日のみ)
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作業風景
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作業風景
2024年11月12日には、中尾と池邉が、本共同研究の対象となる、神奈川大学日本常民文化研究所に寄贈された川田順造氏の資料(以下、川田資料)の状況を把握し、資料調査の進め方についての方針を確認した。そのなかで、川田資料の未開封のものについて内容の確認をおこない、調査研究のために優先されるべきものの特定をおこなうことを確認した。
2025年1月24日には、長期の国外調査によって参加できていなかったメンバーである平山を交えて、川田資料の現状を共有するとともに、資料調査の作業をおこない、作業手順などの確認をおこなった。この資料調査では、1964年8月にモスクワで開かれた第7回国際人類学・民族学会議の参加時の日誌などがみつかったほか、各種の発表原稿を整理することができた。
2025年2月21日~22日には、長期の国外調査をおこなっている三津島を除く、メンバー全員での川田資料の資料調査をおこなった。出版に至らなかった書籍の構想案、深川についてのフィールドノートや関連資料などを確認した。これらのインテンシブな資料調査によって、未開封の川田資料の過半については、重要な資料を整理することができた。年度内に、東京に在住するメンバーを中心として引き続き、資料調査をおこなうことで、おおまかな全体像を明らかにし、来年度以降、川田資料をもとにした研究発表をおこなっていくこととしたい。
(文責:中尾世治)