基盤共同研究 海域・海村の景観史に関する総合的研究
歴史と民俗33〈2017.2.22〉[特集 「漁場図」を読む]
神奈川大学日本常民文化研究所論集33


神奈川大学日本常民文化研究所編 発行/平凡社
特集「「漁場図」を読む」は、2015年度に開催された第19回常民文化研究講座の報告を中心とした、8つの論考と概要説明を付す構成となっています。また、特集に加えて客員研究員による一般論考も掲載しています。
[目次]
【特集<<「漁場図」を読む>>】
【解題】特集「「漁場図」を読む」を編むにあたって(安室知)
近世の「漁場絵図」から近代の「漁場図」へ—島根県出雲国中海の『赤貝活かし』場利用を事例に(伊藤康宏)
『近江水産図譜』を読む—琵琶湖漁撈の構図(橋本道範)
近世末期「旧薩藩沿海漁場図」の構図と記載事項(橋村修)
「漁場」図をめぐる漁民と行政の認識の齟齬—新潟県中頸城郡における明治初期海面借区関係絵図をもとに(横山貴史)
韓国の漁撈民俗と漁場図—高興半島と済州島の比較(李恵燕)
四つの漁場図からみた地域社会についての分析—山形県飛島の事例から(新垣夢乃)
「稲田養鯉図」を読む—明治の博覧会と「佐久鯉」をめぐって(安室知)
なぜ「漁場図」は残ったか—神奈川大学日本常民文化研究所所蔵「漁業漁村関係影写絵図」について(越智信也・窪田涼子)
【一般論考】
戦前農村経済更生から現代農村再生へ—農村経済更生運動の歴史的教訓(森武麿)
民具と化した古文書—養生文書の調査実例(泉雅博)
米国の台湾占領に関する研究と政策の変化及びその影響について(蘇瑤崇)
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