神奈川大学日本常民文化研究所

所蔵資料の整備

「渡部つとむコレクション」の梱包搬出作業

日程:2021年3月25日(木)~3月26日(金)
用務先:福島県立博物館
参加者:昆政明・加藤友子(3月25日)、角南総一郎(3月25日~26日)

  • 本学搬入後の点検作業
  • 庄内刺し子

 「渡部つとむ東北衣料コレクション」は会津民俗館前館長の渡部圣(つとむ)氏が長年にわたって収集された、仕事着を中心とする1,200点を超える衣服コレクションである。現在は福島県立博物館に寄託されているが、圣氏生前の希望と当神奈川大学日本常民文化研究所の資料収集計画と整合することから、3年計画で当研究所に譲渡されることとなった。福島県立博物館の協力により事前に今年度搬出資料の準備がなされ、2021年3月25日、26日の2日間、資料の確認梱包作業を行い翌26日に搬出、現在は横浜キャンパスの保管場所に納められている。梱包に際しては現所有者の会津民俗館館長渡部認氏と同コレクションの収集整理にも携わった、佐々木長生氏が立ち会った。今回本学に搬入された資料の一部は、7月17日(土)から9月20日(月祝)まで横浜市歴史博物館と神奈川大学日本常民文化研究所が共同開催する企画展「布 うつくしき日本の手仕事」に展示される予定である。また、基幹共同研究「布の製作と利用に関する総合研究」の基礎資料として本学内外の研究対象となるばかりでなく、今後学内における博物館実習や、講座講演会、展示会をとおして広く一般にも公開する予定である。

(文責:昆政明)