2023年5月11日、日本文学研究者（前国文学研究資料館館長）であるロバート・キャンベル氏が、日本常民文化研究所を訪問された。
　はじめに、小熊学長・安室所長とともに研究所内においてしばしの意見交換・談笑となったが、ロバート氏の終始柔らかで紳士的な雰囲気の中にも、歴史資料学への熱い情熱を感じる語り掛けとまなざしが、非常に印象的なひと時であった。
　その後、研究所内の書架にて常民研所蔵資料を閲覧の後、今年３月にオープンした３号館「ミュージアムコモンズ」へ移動し、展示を見学しました。常民文化ミュージアムでは、安室所長より「海のくらしと知恵」コーナーの漁業図資料を中心とした各所の説明のもと、ロバート氏は各コーナーの展示資料を非常に熱心に見学されていた。
　このほか、現在企画展示室で行われている、非文字資料研究センター主催の「植民地台湾の紙芝居」パネル展についても、同センター研究員である国際日本学部・新垣夢乃助教の解説のもとご覧いただいた。
　おわりに、研究所に戻り、学内関係者との記念撮影にも快く応じてくださった。今後のロバート氏の益々のご活躍と、引続きの本研究所との交流が続くことを祈念している。

（文責：佐藤弘昌）