神奈川大学日本常民文化研究所

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シンポジウム「生活世界の史料学」関連展示
「渋沢敬三が集めた暮らしの史料」
常民文化ミュージアム(2023年11月8日~2024年2月16日)

  • 子戻シ御觸請印帳
  • 月水之大事
  • 展示風景
  • シンポジウム「生活世界の史料学」
    ポスター

 この展示では、本研究所が所蔵する渋沢敬三が収集した江戸時代~明治時代の古文書・古記録のなかから、さまざまな生業、出産・育児、人身売買など当時の人々の暮らしの一端を知ることができる史料を展示しました。
 渋沢敬三が日本常民文化研究所の前身であるアチック・ミューゼアムを主宰した当時、歴史研究では政治史や制度史の追求が主流であり、一般の人びとの暮らしに目を向ける研究は多くありませんでした。そのようななか渋沢敬三は、地域の暮らしに即して遺された膨大な古文書の存在に可能性を見出し、数多くを収集し、またそれらを活字本として刊行し、広く活用されることを望みました。
 これらの古文書が、私たちの日常の暮らしに生じているさまざまな問題を歴史的視点から考えるヒントになれば幸いです。
 なお、シンポジウム「生活世界の史料学」は2023年12月9日(土)に開催されました。多数ご参加いただきありがとうございました。