個別共同研究 東南アジア稲作民族文化綜合調査の研究
第1回研究会
日程:2026年7月23日(木)14:00〜16:30
会場:日本常民文化研究所


本共同研究第1回目の研究会を以下の内容で開催した。初回でもあり、まずは共同研究の内容や計画をメンバー間で確認し、資料の概要に関する報告を受けて、一部資料の閲覧を行った。
- 第1次東南アジア稲作民族文化綜合調査に関連する資料の概要について
高城 玲 - 民族学振興会資料の閲覧
- 関連資料の確認
まずは、対象となる第1次東南アジア稲作民族文化綜合調査(1957-58年)とその関連する資料について、高城が報告した。関連資料としては、(1)日本常民文化研究所(常民研)所蔵の民族学振興会資料、(2)国立民族学博物館(民博)所蔵の写真資料、(3)民博所蔵の調査団による「採集品」資料、(4)調査報告書、論文、映画、展示、新聞記事、(5)その他稲作民族文化綜合調査の前史関連資料などが確認されており、それぞれの概要について紹介された。
報告を受けた議論においては、稲作における税についての質疑や、今後の全体の方向性が話し合われた。特に、1990年代にかけて関心を集めていくいわゆる日本民族の源流に関する議論と東南アジア稲作民族文化綜合調査との関係について、それ以外にも別の問題関心が当時の調査研究にいかに胚胎していたのか、今後の課題として問題提起された。
その後、常民研に所蔵されている民族学振興会資料の一部を閲覧し、新たに常民研が所蔵するに至った調査団による写真資料を確認した。今後は、新たな写真資料のデジタル化をまずは進めることとした。
(文責:高城 玲)


