ATTIC MUSIUM

神奈川大学
日本常民文化研究所
Institute for the Study of Japanese Folk Culture Kanagawa University

KUポートスクエア神奈川大学エクステンションセンター 日本常民文化研究所主催講座 2021年度【ライブ配信(録画有)】 受講生募集のお知らせ

Japanese Folk Textile 日本の布 東北地方を中心に(全3回)


葛(原料)、葛糸、葛布(常民研所蔵)

 布は、草木を素材とした織物の総称です。衣生活を中心に人々のくらしに欠かせないモノであり、日本では縄文時代からその遺物が確認できます。素材には、樹皮を利用する藤、榀、楡科のオヒョウ、楮、また草皮を利用する大麻、苧麻、イラクサなどがあります。人々は長い時間と手間をかけて、これらの植物から繊維をとり、績み、紡いで糸をとり、織って布を製作し、衣類として用いてきました。
 江戸時代に入ると製糸の容易さ、衣類としての着心地の良さ、また保温性と吸湿性を備えた木綿が普及します。長きにわたって衣生活を支えてきた樹皮や草皮を素材とした布は、庶民の衣類としての主役ではなくなりました。それでも、樹皮や草皮の中には、強靭性や防水性に優れているなど、それぞれの素材による布の特徴を活かし、生産や利用が続けられてきました。
 これらの布や衣類は生活を支える実用品ですが、柳宗悦等によって「民衆的工芸」としても見出されてきました。オヒョウやイラクサを素材としたアイヌの衣類、大麻の布に補強と保温性を持たせた青森県津軽地方の「こぎん」や南部地方の「菱刺し」など、実用のために施された手仕事の美しさは現在でも高く評価されています。
 本講座では、これらの布と人々のくらしをテーマにして紹介します。
 本講座は横浜市歴史博物館・神奈川大学日本常民文化研究所が共同で開催する企画展「布 うつくしき日本の手仕事」【会期:2021年7月17日(土)~9月20日(月祝)/会場:横浜市歴史博物館】に合わせて開催します。

講座概要

講座番号:21A1602000
日時:2021年8月20日(金)~2021年9月3日(金)毎週金曜 10:30~12:00 (全3回)
会場:オンライン
※本講座は「ライブ配信」としてビデオ会議ツール「Zoom」を使用しリアルタイムで授業を配信します。
※講座は録画し、翌営業日12:00頃にオンデマンド動画配信します。
※配信された動画は最終講座から1週間後に視聴できなくなります。
※ご受講にあたり所定のシステム環境が必要です。各自、環境の準備と確認をお願いします。
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受講料:一般の方6,000円
神奈川大学生・卒業生等および協議会加盟大学在学生 5,500円
※受講者区分が一般の方で、前年度、生涯学習・エクステンション講座の受講歴(一部講座除く)がある方は、受講料を5%割引きます。

申込期間:2021年3月1日(月) ~ 2021年8月17日(火)
※FAX・電話申込みは2021年4月1日(木)開始
※申込期間後も定員に余裕がある場合は、受け付けますのでお問い合わせください。
※開講日程や時間は、講師の緊急な都合などにより変更する場合があります。

講座日程

開講月日 内容
第 1回 2021年 8月20日(金) 木綿以前のこと【刈田 均】
第 2回 2021年 8月27日(金) 会津の仕事着と民俗【佐々木 長生】
第 3回 2021年 9月 3日(金) 津軽のコギン・南部の菱刺し【昆 政明】

※本講座は横浜市歴史博物館・神奈川大学日本常民文化研究所共催の企画展「布 うつくしき日本の手仕事」(日程:2021年7月17日(土)~9月20日(月・祝)/会場:横浜市歴史博物館)に合わせて開催します。

講師紹介

刈田 均
横浜市歴史博物館主任学芸員、神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員
1965年生まれ。神奈川大学経済学部経済学科卒業。1989年から民俗担当の学芸員として横浜市歴史博物館の開設準備に携わり、現在に至る。日本常民文化研究所との協働による「屋根裏の博物館 実業家渋沢敬三が育てた民の学問」(2002年)、「和船と海運」(2017年)や「千歯扱き」(2013年)など、民具をテーマとした展覧会を主に担当している。

佐々木 長生
神奈川大学日本常民文化研究所客員研究員、元福島県立博物館専門学芸員
1949年福島県相馬郡鹿島町生まれ。東北学院大学文学部史学科卒業。長年、『会津農書』及び会津の民具に関する研究をすすめる。福島県指定重要有形民俗文化財「会津の仕事着コレクション476点」、「会津の寝具コレクション104点」および国指定有形民俗文化財「会津の製蝋用具及び蝋釜屋967点と1棟」等の整理事業に携わる。『染める—会津型の技と文化—』(福島県立博物館、1997年)、「只見地方のボロサシコ—南会津地方の刺子の系譜をたどって—」(『会津の民俗 第35号』2006年)、「会津地方の仕事着をめぐる二、三の問題」(『会津若松市史研究 第3号』2001年)などの本テーマ関連著作がある。

昆 政明
神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科教授
神奈川大学日本常民文化研究所所員
1950年生まれ。法政大学文学部地理学科卒業。青森県立郷土館学芸課長などを経て、2013年度より現職。日本常民文化研究所所員。海と人との関わりについて船と漁撈技術を中心に研究している。青森県立郷土館在職中は産業・民俗・民具・工芸・民芸分野を担当し、特別展示の企画開催業務に当たってきた。講座関連の特別展としては、「青森県民芸古作展」(1974年)、「刺しこぎんと菱刺し」(1976年)、「日本伝統工芸展」(1976年)、「背を飾る 東北の装飾衣類展」(1992年)ほか。

※講師については都合により変更する場合があります

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■お問合せ

神奈川大学 生涯学習・エクステンション講座係
 E-mail:info@ku-portsquare.jp
[KUポートスクエア]TEL:045-682-5553 FAX:045-682-5554
 取扱時間:月~金10:00~21:00、土・日10:00~18:00 
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