神奈川大学日本常民文化研究所

刊行物

歴史と民俗 既刊目次

歴史と民俗31〈2015.2〉[特集 天皇、王の葬儀]

神奈川大学日本常民文化研究所論集31

【特集 天皇、王の葬儀】
「天皇、王の葬儀」を特集するにあたって—昭和天皇の葬儀はどのように行われたのか(中島三千男)
日本古代の火葬—文献史料から見た(稲田奈津子)
墓制史のなかの天皇墓(岩田重則)
明治天皇大喪と植民地朝鮮(金山浩)
王の死と葬儀の文化人類学—アフリカの事例を中心として
(阿久津昌三)
[第17回常民文化研究講座関連報告 渋沢敬三の民具研究]
解題 渋沢民具学の以前・以後(佐野賢治)
民具研究の萌芽—
文化文政期の民具研究(小島摩文)
拡張する渋沢敬三—低湿地文化論と基本民具論(大門哲)
手賀沼における「農漁村」—『増田実日記』に見る漁撈を中心として(秋山笑子)
アチック・ミューゼアムにおける出版と写真(羽毛田智幸)
渋沢敬三における民具観の変遷(小林光一郎)
[一般論考]出世する魚—ブリの成長段階名と現代社会(安室知)

 

歴史と民俗30〈2014.2〉[特集 渋沢敬三没後50年]

神奈川大学日本常民文化研究所論集30

解題 渋沢敬三・学問は人間関係の和(佐野賢治)
渋沢敬三の学問、思想と人格形成—前半生の研究—(由井常彦)
銀行家 渋沢敬三の横顔(武田晴人)
渋沢敬三における「もうひとつの民間学」(佐藤健二)
「漁業制度資料調査保存事業」と日本常民文化研究所(越智信也)
【大津波と集落—三陸の集落に承け継がれるもの—第16回常民文化研究講座】
解題 大津波と集落(重村力)
三陸沿岸津波被害と集落復興の歴史と課題(月舘敏栄)
どこまでが集落か—津波常習地の漁村集落にみる海の領域意識—
(植田今日子)
三陸大津波と漁村集落—山口弥一郎『津浪と村』を受け継ぐために(川島秀一)
集落から見た津波被災と復興の課題(重村力)
[一般論考]“間(はざま)”の民俗-養子制度から沖縄の門中を再検討する(小熊誠)
[資料紹介][ビン]劇台本『陳靖姑』翻訳之二(廣田律子)
イギリス船ベナレス号の遭難事件に見る 一八七二-七三の琉球・奄美-英文史料の紹介(新居洋子・渡辺美季)
山口啓二先生を偲んで(山口徹)

 

歴史と民俗29〈2013.3〉「特集 漁業の歴史と民俗」

神奈川大学日本常民文化研究所論集29

特集「漁業の歴史と民俗」の紹介と見解(田島佳也)
安芸灘のボラ地曳網漁(川島秀一)
海を越える太地の一世紀(櫻井敬人)
近世瀬戸内「浦」社会の諸相(山本秀夫)
近世琵琶湖の漁業と漁村—堅田漁師を事例に(鎌谷かおる)
【オーラルヒストリーの可能性—歴史学と民俗学との対話—第15回常民文化研究講座】
「オーラルヒストリーの可能性—歴史学と民俗学との対話」のねらい(森武麿)
沖縄戦と米軍占領のオーラルヒストリー—証言をどう読み取るか
(石原昌家)
復帰と反復帰・覚え書—川満信一と『発想』の位置(安田常雄)
綱引き行事の消滅と復活からみた歴史と民俗—沖縄県宜野湾市の事例から(小熊誠)
コンタクト・ゾーンとしての占領地沖縄(泉水英計)
[一般論考]海辺の家に伝わった書籍群—気仙沼大島村上家旧蔵書籍群について(橘川俊忠)
[資料紹介][ビン]劇台本『陳靖姑』翻訳之一(廣田律子)
駿河伊達氏の末裔「津山松平家臣伊達家文書」の考察(鈴木江津子)

 

歴史と民俗28〈2012.3〉「特集 騙り-不幸なる芸術」

神奈川大学日本常民文化研究所論集28

解題「不幸なる研究」の新たな騙り(小馬徹)
致富と狡智(山本幸司)
「まさなうも敵にうしろをみせさせ給ふものかな」—詐術としての熊谷直実の言葉(鈴木彰)
“ウソ”の現実・事実・真実—柳田國男『不幸なる芸術』を読む
(佐野賢治)
タンザニア都市零細商人の瀬戸際の狡知—ウソと時間をめぐる一考察(小川さやか)
【遠野から日本・アジア・世界へ—第14回常民文化研究講座】
解題「第14回常民文化研究講座」全体報告(小熊誠)
世界民俗学構想と『遠野物語』(福田アジオ)
遊離する魂と招魂—『遠野物語』オマク話からヤオ族の治病儀礼へ(廣田律子)
民家?—柳田の民家・中国の民居(津田良樹)
北の河童・南の河童とその時代—脱河童民俗周圏論序説(小馬徹)
[一般論考]ジョージ・P・マードックと沖縄—米海軍作戦本部『民事手引』の再読から(泉水英計)
オシラサマと近世・近代の遠野—社会状況と進行形態(宮本直和)
近世の鍬鍛冶業と原料鉄の関係—棚倉領三ヶ村の鍛冶仲間の活動について(渡辺ともみ)
二つの「花祭」—アチック16ミリフォルム「花祭(綱町邸)」と「花祭(三河北設楽郡)」(小林光一郎)

 

歴史と民俗27〈2011.3〉「特集 歴史学と民俗学」

神奈川大学日本常民文化研究所論集27

解題(福田アジオ)
流行神と平安京の庶民たち—王朝民俗学の可能性(繁田信一)
池の名前—溜池をめぐる記憶と記録(安室知)
オーラルヒストリーと歴史学—満州移民を事例として(森武麿)
民俗学と歴史学—方法的反省(福田アジオ)
【第13回常民文化研究講座】
町をつくる、人をつくる—祭礼・年中行事そして町並み(西和夫)
沖縄の村落移動と風水—村落史の記憶と歴史的事実(小熊誠)
差異の可視化と相互行為—タイの農作業における集まりの場
(高城玲)
TV劇のケニア化とシェン語—ストリート言語による国民文学の新たな可能性(小馬徹)
伊豆の世間師—「飯作岩治郎生死記事」について(泉雅博)

 

歴史と民俗26〈2010.2〉「特集 歴史と民俗の語り方」

神奈川大学日本常民文化研究所論集26

解題(小馬徹)
極東の「フロンティア」—米国人歴史家が語る冷戦期の琉球と台湾(泉水英計)
無文字社会の「神話」と「歴史」再考—キプシギス人の歴史意識の政治学(小馬徹)
遠野の歴史と語り—宮家と大同家の起源(宮本直和)
中世料理伝書と口伝(越智信也)
【犂からみたアジアと日本—第12回常民文化研究講座】
講座のねらい(河野通明)
西アジアの牡牛二頭引き犂と農業の諸制度(後藤晃)
中国漢代画像石に見られる犂型の諸問題(渡部武)
中国朝鮮族の犂—犂の系統と使用方法を中心にして(須藤護)
朝鮮・在来犂の分布と歴史的展開(新納豊)
民具から見た日本への犂耕の伝来時期と伝来事情(河野通明)
近代における犂の普及について(香月洋一郎)
シンポジウムを終えて(河野通明)
[研究ノート] 気仙沼大島の漁業制度改革—大島村の調査と組合文書から(鈴木江津子)
[資料紹介] アチックミューゼアム日誌(6)昭和16年1月~6月

 

歴史と民俗25〈2009.2〉「特集 ことばの力—文字と音声との間にあるもの」

神奈川大学日本常民文化研究所論集25

読むこと、書くこと、話すこと—声から見た中世ヨーロッパ(岩波敦子)
祝詞と宣命における口誦性(山本幸司)
明治期の子どもたちと源頼光の物語(鈴木彰)
宣伝広告から「国民文学」へ—ケニアの新混成言語シェン語の力
(小馬徹)
究極の建築(西和夫)
海人のむらの民俗誌から(下)—宇久島・平調査ノート
(香月洋一郎)
網野善彦の資料学—第11回常民文化研究講座の報告(佐野賢治)

 

歴史と民俗24〈2008.1〉「特集 職人巻物—書承と口承の交錯」

神奈川大学日本常民文化研究所論集24

職人巻物研究事始—特集にあたって(佐野賢治)
奥会津の職人巻物—只見町・金山町を中心に(小松大介)
狩猟文書の伝播と信仰・儀礼の成立(永松敦)
「職人歌合」に見る職人の実像—『三十二番職人歌合』『七十一番職人歌合』を中心に(岩崎佳枝)
由来の物語から偽文書、職人巻物へ(久野俊彦)
日本番匠記系本の展開—福井県越前市小野谷の事例から(宮内貴久)
史料としての伝承巻物—「浮鯛抄」から「浮鯛系図」へ(越智信也)
小豆島に劇場があった—池田劇場の再現(西和夫)
下野国宇都宮氏の旧臣「玉生家文書」を読む(鈴木江津子)
[研究ノート]鬼神について(廣田律子)
[資料]澁澤敬三の奄美大島宇検・柳原家の訪問について—柳原米一さんに聞く(香月洋一郎編)
[資料紹介]アシナカ測定表(藤井裕之)
アチックミューゼアム日誌(5)昭和15年7月~12月

 

歴史と民俗23〈2007.2〉

神奈川大学日本常民文化研究所論集23

川上貞奴の菩提寺貞照寺と別荘萬松園—ひとりの女性先駆者の事績(西和夫)
私的な公共 幻の澁澤青淵翁記念実業博物館(アソウ・ノリコ)
遣唐使将来唐代竈犂の復原と導入時期の特定(河野通明)
オーラル・ヒストリーの可能性(2)—さまざまな終戦(中村政則)
河童の異名、香亦坊・カワトンボをめぐる断章(小馬徹)

 

歴史と民俗22〈2006.3〉

神奈川大学日本常民文化研究所論集22

中山道鵜沼宿の幕末期の様相—建物の復原検討を中心に(西和夫)
オーラル・ヒストリーの可能性—満州移民体験を中心に(中村政則)
第8回常民文化研究講座報告 身体表現としての芸能とその継承
(廣田律子)
[資料紹介]中村為治・満蒙開拓従軍紀行(山口徹)
アチックミューゼアム日誌(4)昭和13年・14年・15年1月~6月