個別共同研究 歴史民俗資料とデジタルファブリケーションの可能性の研究
博物館でのデジタルファブリケーションの活用および展示方法による調査
日程:2024年9月9日(月)~9月10日(火)
調査先:国立民族学博物館、大阪自然史博物館
参加者:道用大介・泉水英計・梅澤陽明
2024年9月9日、国立民族学博物館にてデジタルファブリケーションの活用方法に関する調査を行った。日髙真吾先生と河村友佳子先生にご対応いただき、特に3Dプリンターと3Dスキャン技術の用途について詳しくご説明いただいた。3Dスキャンした3Dプリンターは、展示物の制作をしたり、全盲の方々が触れて楽しめる触接展示のため使われていた。また、3Dスキャン技術による過去の津波の碑の保存に役立てられている事例を見せていただいた。また、民具のデジタル保存にも活用されていることをご紹介いただいた。用途をしっかりと分類した上で適切な機材を使っており、常民研での活用に向けた具体的なアイデアを得ることができた。翌9月10日には大阪自然史博物館を訪問し、展示方法についての調査を行い、展示物の配置やデザインに関する貴重な知見を得ることができた。
(文責:道用大介)