基盤共同研究 二神家・二神島の歴史・民俗研究
「二神司朗家文書」の整理・保全の進捗状況
日程:2018年6月1日(金)~6月3日(日)
調査者:前田禎彦、関口博巨(所員)、萬井良大(客員研究員)、窪田涼子(職員)
山室陸、藤原雅治、佐藤夏美(院生)
調査先:愛媛県松山市二神島
日程:2019年1月29日(火)~1月30日(水)
調査者:前田禎彦、関口博巨(所員)
窪田涼子(職員)
調査先:愛媛県松山市二神島
前年度に引き続き二神島に残る「二神司朗家文書」の整理を現地で行った。前年度2018年3月22日~25日には二神島の故二神司朗氏(画家・教員)旧宅に置かれたままになっていた文書・書類を仮に仕分けした上で、殺虫剤を入れた箱やビニールに入れて一時的に保全したが、今年度は、その文書・書類を、大学に送って「二神司朗家文書」に加えるものと、そのまま地元に保存しておくものとに再分類し、前者を大学に移送することになった。
2018年6月1日~3日の3日間、所員の関口博巨・前田禎彦、客員研究員の萬井良大、職員の窪田涼子、院生の山室陸・藤原雅治・佐藤夏美、それといつも調査に参加していただいている二神系譜研究会の豊田渉氏が参加して文書・書類の整理に当たった。50箱以上にのぼる文書・書類のすべてを大学で保管する余裕はないため、豊田氏ともご相談の上、以前から残置したままになっている文書や、故二神司朗氏とそのご親族に関わる大量の書簡・写真など、二神島二神家の歴史に関わる文書を大学に送ることにし、その他の絵画や教員関係資料などはそのまま地元に保存することになった。
大学への移送は夏休みを予定していたのだが、西日本豪雨の影響で延期となり、翌2019年1月29日、30日に整理した文書・書類を大学に移送した。このときは、所員の関口博巨・前田禎彦、所員の窪田涼子とともに、日頃調査でお世話になっている二神系譜研究会の方々も参加して発送作業に立ち会って下さった。また、その際、系譜研究会の二神英臣氏から松山市の法善寺に残る柳原二神家関係の襖下貼り文書をお預かりすることになった。
今回発送した文書・書類は常民研が所蔵する「二神司朗家文書」に加えられることになるが、来年度は、今回所蔵することになった写真を整理した上での『島の写真帖』vol. 5の編集、およびお預かりした松山市法善寺の襖下貼り文書の修復・整理などの作業などに取りかかる予定である。
(文責:前田禎彦)