受託研究 三宅村郷土資料公開・保存事業
三宅島郷土資料館の資料整理作業(2021年度)
日程:2022年1月7日(金)~1月10日(月)
調査先:三宅島郷土資料館
調査者:田上繁、越智信也、小野寺佑紀、余瑋
新型コロナウィルスによる感染拡大の影響から、2020年度は調査をおこなうことができなかった。今回の三宅島訪問はほぼ2年ぶりとなる。目的は、2021年度中に刊行を予定している「三宅島郷土資料館所蔵七島文庫目録」のデータの確認作業、未撮影・未入力の資料の継続撮影・入力、さらには七島文庫に収められている資料を収集した故浅沼悦太郎氏の事績や資料収集の経緯を探索することであった。
浅沼悦太郎氏は柳田國男や大間知篤三をはじめとした「民間伝承の会」に集った人々と、かなり活発な交流を行い、自身もしばしば「民間伝承」に寄稿していたうえに柳田等を島に招いて、島の民俗や歴史を紹介するのに大きく貢献していた。
2022年度以降は民具整理に着手することを考えており、そのための準備を合わせて進めた。今回の調査も三宅島観光協会や三宅村教育委員会の方々に多くのご協力をいただいたことを付記しておきたい。
(文責:越智信也)