神奈川大学日本常民文化研究所

調査と研究

受託研究 三宅村郷土資料公開・保存事業

三宅島郷土資料館の資料整理作業(2019年度)

日程:2019年8月28日(水)~8月31日(土)
調査先:三宅島郷土資料館
調査者:田上繁、越智信也、小野寺佑紀、佐藤夏美、石川雄也

  • 七島文庫の写真撮影の様子
  • 七島文庫の整理の様子

 今回の調査では、まず2017年度以降継続して作成している『三宅島のオーラルヒストリー』シリーズの3冊目の原稿について、テープ起こしデータを教育委員会の平井係長にお渡しし、今後の校正作業について打合せを行った。その後、やはり継続して行っている、三宅島郷土資料館の資料整理・目録化の継続作業を開始した。今回は、これまで着手してこなかった平積みされた資料や当初の「七島文庫」には含まれていなかったものの、後に追加されたもの等に改めて通し番号を付与し、写真撮影、目録作成を進めた。現在作成中の目録は、「七島文庫目録」を含めた「三宅島郷土資料館収蔵庫・展示室資料」として目録化を進めることとした。
 今回の整理作業で、「七島文庫」の寄贈者である浅沼悦太郎氏について、柳田國男が主導して刊行されていた雑誌「民間伝承」に、浅沼悦太郎氏に関連する記事が掲載されていることが分かった。今後、浅沼氏と民俗学との関連について検証していきたいと考えている。
 また、今年度も教育委員会教育長の加藤一則氏をはじめ、教育委員、教育委員会職員の方々との意見交換を行い、資料整理の重要性についての理解を深める場となったことを付記したい。

(文責:越智信也)