受託研究 三宅村郷土資料公開・保存事業
三宅島郷土資料館展示室のリニューアルに向けて
日程:2025年6月13日(金)~6月16日(月)
調査先:三宅島三宅村教育委員会
調査者:新垣夢乃、平田茉莉子、茶木清明、小野麻人
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三宅島郷土資料館展示室にて打合せ
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テングサを干す様子
神奈川大学日本常民文化研究所では、2024年度まで三宅島郷土資料館が所蔵する民具の整理事業を実施してきた。その成果を受けて、同資料館より展示室のリニューアルについてご依頼をいただき、2025年度より本事業に着手した。
リニューアルは、同館の「黒潮の恵み」展示室において行う予定である。この展示室では、三宅島の生業をテーマに、テングサ漁で使用された潜水服や織機、山仕事で用いられたのこぎりなどが展示されている。
今回の調査では、現在展示されている潜水服の使用実態、三宅島で行われている各種漁業、「海女」によるテングサ漁、さらには酪農・乳業や炭焼きの経験者についての聞き取りを計画した。三宅村教育委員会の鎌田様、中込様のご協力のもと、これらの生業に従事してこられた方々や、その様子を目撃してきた住民の方々をご紹介いただき、村内各所で貴重なお話をうかがうことができた。
(文責:新垣夢乃)