神奈川大学日本常民文化研究所

調査と研究

2024年 能登地震対応チーム 関連展示

緊急パネル展 奥能登の文化財を守る—被災文化財の現在
横浜キャンパス3号館1階(2024年6月24日~7月5日) 
みなとみらいキャンパス1階エントランスホール(2024年7月9日~22日)

 日本常民文化研究所は、長年にわたり奥能登地域の歴史・文化について調査・研究を行い、多くの成果につながりました。またその過程で、たくさんの奥能登地域の皆様のご援助、ご協力をいただいてまいりました。
 そのような中、2024年1月1日に巨大な地震が能登半島を襲いました。
 とくに新聞にも報道された重要文化財の時国家住宅や角海家住宅の無残な姿は、長年そのお宅に通い、民具、古文書などの資料を整理し学んできた私たちにとり、大きな衝撃でした。
 そこで本研究所では、4月19日から4日間、輪島を中心とした地域へ赴き、とくに文化財の被災状況を目の当たりにしてきました。
 本写真展では、奥能登の豊かな歴史と文化が大地震により被災している現状と、今後の地域の復興にとって文化財が大切な存在であることをお示しし、多くの皆様と共有したいと思っております。

2024年6月 神奈川大学日本常民文化研究所

緊急収蔵品展 奥能登の歴史と日本常民文化研究所 
(2024年3月5日~5月31日)

  • 漁場境界図面控 明治10(1877)年以降
  • 漁業制度資料目録(石川県)1950年ごろ

 2024年1月1日に発災した令和6年能登半島地震により犠牲となられた方々に心よりお悔み申し上げるとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
 日本常民文化研究所は、長年にわたり奥能登地域の豊かな歴史・文化について調査・研究を行ってまいりました。そしてその過程で数多くの能登地域の皆様の温かいご援助、ご協力をいただいてまいりました。
 そのようななかで研究所が能登の皆様のご恩にお返しできることは、研究所にこれまで蓄積された調査・研究成果の整理を進め、関係各所と連携しながら、被災史料の保全や地域の復興に必要な歴史情報が提供できるように努めることと考えております。
 そこでこのたび緊急収蔵品展として「奥能登の歴史と日本常民文化研究所」を開催することといたしました。これまでの研究成果を皆様にお示しし、能登地域の歴史や文化へのご関心を改めて深めていただけますと幸いです。