神奈川大学日本常民文化研究所

調査と研究

共同研究 大山崎離宮八幡宮社家・藤井家文書の研究

第2回 島本町立歴史文化資料館調査

日程:2017年8月31日(木)~9月3日(日)
調査先:大阪府島本町立歴史文化資料館
調査者:田上繁、中島三千男、岡崎佑也、佐藤千夏、浦野裕、山本昂伯

  • 史料撮影状況 於:島本町立歴史文化資料館
  • 院生の史料撮影を指導する田上繁教授  
    於:島本町立歴史文化資料館

 藤井則伴家より島本町立歴史文化資料館に寄託されている「藤井則伴家文書」は昨年度初めての調査が行われたが、今回2度目の調査が行われ史料339点の写真撮影を基本的に終えることができた。
史料の内容は、将軍への年頭献上品の覚書、離宮八幡宮の由緒書、御燈油・絞油の免許証文、連歌関係等と多岐にわたるが、中でも幕末段階の当職日誌の写しとも思われる綴(披露帳)が数点残されているのが興味をひく。
 今後は、史料を精査し仮目録を作成する作業に取り組みたい。
 最後に史料撮影を御許可いただき、また撮影場所を提供いただいた島本町立歴史文化資料館館長吉村光子氏、文書寄託者の藤井則伴氏、離宮八幡宮宮司津田定明氏には厚く感謝申しあげます。

(文責:中島三千男)