共同研究 山城国大山崎荘の総合的研究
新着情報
- 2022年10月12日
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調査地域
京都府乙訓郡大山崎町
研究目的
大山崎地域は、中世において大山崎油(座)神人の在所として、また彼等を中心に「自治都市」が形成された場として著名である。
この地域の研究は中世の「自治都市」に関わる研究で大きな蓄積を持っているが、それ以降の近世、近現代については『大山崎町史』(1983 年)を除いて、ほとんど空白といっていい状況であった。
本研究は1995 年より、この空白を埋めるべく、在地文書の悉皆調査を行い、目録を刊行すると共に、『山城国大山崎荘の総合的研究』(2002 年、科学研究費補助金)、『同(第二次)』(2005 年、日本私立学校振興・共済事業団「学術研究振興資金」)と2 冊の研究成果を発表している。なお、既刊目録として、疋田種信家、観音寺、青木繁男家、松井幸信家、岩井貞行家などの、各所蔵文書目録があり、現在は離宮八幡宮文書目録の作成に着手している。
なお、2015年度、旧離宮八幡宮社家・藤井則伴家より新出の文書が発見されたが、その調査も併せて行う。
2016年度以降の活動
大山崎で最大の所蔵量を誇る離宮八幡宮文書の目録刊行に向けて作業を進めている。
・離宮八幡宮文書目録作成のための原本調査・撮影 2022年3月12日~14日
大山崎離宮八幡宮 関口博巨、田上繁、中島三千男
・離宮八幡宮文書目録作成のための原本調査・撮影 2022年8月29日~31日
大山崎離宮八幡宮 関口博巨、田上繁、中島三千男