神奈川大学日本常民文化研究所

調査と研究

基幹共同研究「常民生活誌に関する総合的研究」—布の製作と利用に関する総合的研究—

新着情報

調査地域

日本国内を中心とする織物や原材料に関する地域 

  • 「渡部つとむコレクション」から庄内・津軽・南部の「刺し⼦」を紹介した企画展を開催(2023年度)
  • 小裂細工(袋物)の撮影

研究目的

 布は人の生活にとって欠くことのできないものである。用途によってさまざまな材料から糸が紡がれ、布に織られてきた。本研究はさまざまな材質の糸が布となり、それがどのように利用されたかを総合的に研究する。利用の中心は衣類およびそれに付属する布製品(袋物、手ぬぐい)などである。衣類に使用される布は時代や使用目的によって変化する。また、布の利用は衣類以外にも多岐にわたっており、使用目的によって必要とされる素材も変化する。本研究は素材による布の性質の違いが、その利用にどのような影響を与えたかを、総合的にとらえることを目的とする。

期待される成果

 各所員および学内学外の研究者の協力を得て調査研究を進める。データを統合的に整理し、他機関の研究者にも利用可能な文化資源として提供するとともに、学内における教育資料、展示施設を利用した普及事業への活用が期待される。

[期間]2019 年~