基盤共同研究 エヴォラ屛風文書の研究
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- 2024年4月1日
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- 2024年4月1日
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研究目的
本研究は、本学所蔵のエヴォラ屏風文書(レプリカ)の研究を基礎に海外に所在する屛風下張り文書を資料学的に研究することを目的としている。海を渡った屏風とその下張り文書をあわせて資料化することによって、文物の移動や人びとの交流史・関係史に新たな知見を拓こうとするものである。
エヴォラ屏風文書は、20世紀初頭にポルトガルのエヴォラで発見された屏風下張り文書であり、豊臣秀吉側近の安威氏関係文書、キリスト教布教関係の記録など、1600年前後の史料群である。またポルト市のソアレス・ドス・レイス国立博物館所蔵の南蛮屏風には、京都の菓子屋「菱屋」が所蔵していた近世中期の古文書(約2,000枚)が下張りされていることが判明している。
本研究では、ポルトガルへ伝来したこれらの屏風文書の解読を進め、目録作成やデジタルデータ化を試みたい。
[期間]2020 年~
※2021年に個別共同研究「ポルト屛風下張り文書等の予備的研究」から、研究カテゴリ・研究名を基盤共同研究「ポルト・エヴォラ屏風文書の総合的研究による新領域の開拓」に変更。
※2021年7月9日より科研費 挑戦的研究(開拓)「ポルト南蛮屏風の総合的研究による新領域の開拓」。本研究はJSPS科研費21K18119の助成を受けたものです(2021年7月9日~2024年3月31日)
※2024年4月1日より基盤共同研究「エヴォラ屛風文書の研究」に変更。