神奈川大学日本常民文化研究所

調査と研究

基盤共同研究 日本常民文化研究所所蔵資料からみるフィールド・サイエンスの史的展開

第2回 共同研究「日本常民文化研究所所蔵資料からみるフィールド・サイエンスの史的展開」
公開研究会 
「日本農村社会学の始点—石神齋藤家と有賀喜左衛門」開催のお知らせ

日時:2017年2月28日(火)13:00~16:00
場所:3号館207教室
※参加自由です。直接会場へお越し下さい。

 アチック・ミューゼアムによる石神調査は、有賀喜左衛門『大家族制度と名子制度』を生み出し、日本農村社会学の一つの始点となった。この調査に関連して近年、齋藤家の漆器生産や共同研究者であった土屋喬雄など、その後の学史的展開のなかで看過されてきた局面に注目し、未公刊資料の発掘と分析を進める研究者グループを常民研に招き、日本のフィールドサイエンスの史的展開における石神調査の意義を改めて問い直したい。

13:00 趣旨説明・紹介 泉水 英計(神奈川大学経営学部)
13:30~14:00 三須田 善暢氏(岩手県立大学盛岡短期大学部)  
 「石神調査と有賀喜左衛門、および関係する人物」
14:00~14:30 林 雅秀氏(山形大学農学部)
 「石神齋藤家における漆器生産」
14:30~15:00 長谷部 弘氏(東北大学大学院経済学研究科)
 「経済史からみた有賀石神村研究の意味」
15:00~16:00 質疑応答
司会:高城 玲(神奈川大学経営学部)