基盤共同研究 日本常民文化研究所所蔵の川田順造文書を用いた 西アフリカ史・人類学史に関する基礎的研究
新着情報
- 2024年12月13日
- 「第1回資料調査」(2024年12月月7日~8日/報告)
- 2024年10月18日
- 「代表打ち合わせ・第1回研究会」(2024年10月7日/報告)
- 2024年10月18日
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本共同研究は、2024年度・基盤共同研究の公募にて採択されたものです。
研究目的
本共同研究の目的は、日本常民文化研究所に寄贈された川田順造氏の個人資料の全体像を提示し、その学術的意義を明らかにすることである。具体的には、まず、すでに進められている資料整理を補助し、目録の作成を推進する。次に、独立後のアフリカ諸国の同時代のコンテクストや理論動向を踏まえて、モシ王国史、音文化、物質文化などの研究テーマに関連するフィールドノートや研究計画書を整理・読解し、その学術的意義を明確化する。さらに、書簡等の資料を通じて、川田氏の研究者ネットワークや学問形成の過程を明らかにし、川田氏が独自に構築した領域横断的な理論の可能性を探る。
期待される成果
成果は報告書としてまとめ、常民文化ミュージアムでの展示を行う予定である。川田氏は戦後日本の第一世代の人類学者であり、日本のアフリカ(史)研究を黎明期から牽引した研究者である。その点で、本共同研究は戦後の日本人類学史やアフリカ史学史の基礎研究として重要な意義を持つものである。
[研究期間]2024年10月~2027年3月末
共同代表
- 中尾 世治 京都大学大学院
- 泉水 英計 日本常民文化研究所
共同研究者
- 池邉 智基 東京大学大学院
- 神代ちひろ 東京外国語大学
- 小綿 哲 京都大学大学院
- 平山 草太 東京大学大学院
- 廣田 緑 国際ファッション専門職大学
- 三津島一樹 京都大学大学院