ATTIC MUSIUM

神奈川大学
日本常民文化研究所
Institute for the Study of Japanese Folk Culture Kanagawa University

調査と研究

研究拠点 気仙沼大島漁協文庫の管理と活用

2016年度第1回 大島漁協文庫 保管状況改善作業

日程:2016年11月19日(土)~11月21日(月)
調査先:大島漁協文庫
参加者:田上繁、大川啓、重村力、窪田涼子、歴史民俗資料学研究科院生9名

  • 資料原本と仮目録の照合作業
    資料原本と仮目録の照合作業
  • 準備作業
    準備作業
  • 地元の千葉勝衛先生との連携
    地元の千葉勝衛先生との連携
  • 参加者集合写真
    参加者集合写真

 去る2016年11月19日(土)~21日(月)の日程で、2011年3月に発生した東日本大震災で被災した気仙沼市大島漁業協同組合文書約5000点の整理作業を現地に赴いて進めた。なお、作業の段取りや整理方法を事前に検討するため、先発隊として4名が前日の18日(金)に現地入りした。
 現在、救出された資料は、建築班によって建設された「気仙沼大島漁協文庫」にすべて収納されている。本作業には、歴史民俗資料学研究科教員及び院生、日本常民文化研究所所員・職員など13名が参加し、地元の千葉勝衛先生や関係者と連携を取りながら、開架されている資料の状態確認と簡易な修繕、および仮目録のチェックを主に行った。特筆されるのは、職を得て専門的な資料整理技術を修得した現役の歴民院生が、多忙な中を参加され、高度な技術を伝授してくれて作業を進めることができたことである。とくに、資料に悪影響を与える錆びたホッチキスの針やクリップの剥がし方、さらには、ばらけている資料に紙縒りを通して整形する技術など、今後の作業に有益となる方法を参加者一同が経験できた。
 一方、「気仙沼大島漁協文庫」については、窓から資料に直接かかる日光を遮断するため、建築班の教員と歴民院生の2名で大工仕事を行った。作業は順調に進み、資料に影響を及ぼすことなく、収納できる形ができあがった。
 今回の現地作業には応募者が多く、「気仙沼大島漁協文庫」の中で一度に作業を行うことが困難なため、2班に分けて今回をA班とし、年明けにもう一度実施する予定である。

(文責:田上繁)