神奈川大学日本常民文化研究所

調査と研究

基盤共同研究 二神家・二神島の歴史・民俗研究



新着情報

調査地域

愛媛県松山市二神島

研究目的

  • 『油利島』二神新四郎種章が編んだ由利島に関する記録集
  • ナグサク(ナゴサカ)の丘(二神司朗氏画/1933(昭和8)年・スケッチブックより)

 従来、常民研が継続してきた二神島の歴史・民俗研究の新たな展開を図る。

  1. 松山市粟井地区の二神家関連資料を調査し、中世二神家の活動の多面性を明らかにする。
  2. 近世二神家文書の整理・読解をさらに進め、近世二神家の活動を明らかにする。
  3. 「二神系譜研究会」の活動状況を調査・分析し、その社会的意義を明らかにする。

 2016年度、共同研究「瀬戸内海の歴史民俗」のあとをうけて「基盤共同研究 二神家・二神島の歴史・民俗研究」が開始された。2020年度までの成果として、第21回 常民文化研究講座「二神島 その歴史と民俗を訪ねて̶二神島調査と神奈川大学日本常民文化研究所̶」(2017年12月)の開催、『二神司朗家文書 近世・由利島編』(2019年2月)、『島のスケッチ帖 二神司朗が見た二神島 二神島絵画資料集』(2020年3月)の刊行などがある。

期待される成果

 共同研究は一段落終えつつあるが、今後も二神島の関係者や「二神系譜研究会」の方々と連絡を取りながら、二神島の歴史・民俗の遺産を継承する役割を果たしていく。

[期間]2016 年~

成果報告書