基盤共同研究 日本常民文化研究所所蔵の筆写稿本・古文書・絵図を用いた若狭湾沿岸海村とその周辺村落の生業をめぐる軋轢・交流・交易に関する研究
新着情報
- 2024年2月1日
- 福井県の筆写稿本調査(第1回)(2023年12月17日/報告)
- 2023年11月6日
- 「研究目的」TOPページを公開しました
本共同研究は、2023年度・所蔵資料利用型共同研究の公募にて採択されたものです。
調査地域
若狭湾沿岸地域の海村・山村・農村、及び交易・交流のある地域
研究目的
本研究は、複合的な生業を有する海村の特質と、その生業・生活を支えていた近隣山村や農村、地方都市との交易・交流、及び軋轢・紛争の実像を、若狭湾沿岸を素材に解明することを目的としている。当該地域は、中核都市である京都や奈良への物資供給地として重要な場所にある。しかも、中世から近代に至る古文書が数十万点規模で現存し、生業・環境・村構造の地域性や周辺地域との諸関係が追究できるほぼ唯一の地域である。そうした若狭湾沿岸地域に現存する古文書や、日本常民文化研究所に所蔵されている筆写稿本・古文書・絵図を悉皆的に収集しつつ、現地調査を実施することにより、多元的に取り結ばれる村々の交易圏や軋轢の内実、及びその要因や形成・変化の過程を学際的に解明する。
期待される成果
本研究において収集した古文書や絵図、及び現地調査の成果は、デジタル化・目録化を進め、Webサイトにおいて公開するなどとともに、各研究機関と連携しながら広く社会に公開していく。
[研究期間]2023年10月~2026年3月末
共同代表
- 長谷川裕子 跡見学園女子大学
- 関口 博巨 日本常民文化研究所
共同研究者
- 春田 直紀 熊本大学
- 小林 一岳 明星大学
- 野尻 泰弘 明治大学
- 市川 秀之 滋賀県立大学
- 橋村 修 東京学芸大学
- 中村 只吾 富山大学
- 大河内勇介 福井県立歴史博物館
- 宇佐美倫太郎 福井県教育庁
- 黒滝 香奈 一橋大学大学院