基盤共同研究 海域・海村の景観史に関する総合的研究
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- 2020年2月12日
- 第8回漁場図研究会公開研究集会(2020年1月25日/終了報告)
調査地域
本研究所所蔵の漁場図に描かれている地域、 及び関連する海域 ・海村
研究目的
本共同研究は、常民研において開所以来取り組んできた海域・海村史の研究蓄積を継承し発展させるものである。海は水産物だけでなくさまざまな資源を生み出す。その開発・利用に当たっては、人・物・情報の行き来を促し、そうした営みを通して社会知や民俗知が膨大に集積される空間となっている。反面、負の記憶として海域の利用をめぐっては個人や村のレベルから国際的な問題まで対立や紛争を生んできた。また海と対峙する海村では、災害や大事故が歴史的に繰り返されてきた。そうした海域・海村の歴史民俗文化について漁業制度資料調査で全国から収集された「漁場図」に描かれた景観を手がかりに、本研究所の人的資源を活用し学際的に研究することが主な目的となる。
期待される成果としては、共同研究会において学際的な検討を経た後、研究成果を論文集としてまとめる。また、本研究所が所蔵する漁場図のデジタル化を進め、漁場図データベースを制作することで研究資源として広く社会に公開する。
[期間]2015 年~